京都の異空間ロックバンド・ヘルミッショナルズがお送りする劇空間コラム。

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択捉の葉井くん


択捉は日本なのかロシアなのか?教科書ではロシアだけど日本であると信じて疑わない葉井くん。彼とは旧友であり腐れ縁でもある。弁当を忘れてきたからって当り散らすんじゃねえよ葉井て昔はよく思っていた。葉井は短気だ。中学の時の話、新任の先生が出席をとる時必ず葉井は「はい」と読まれては休み時間、怒ってトイレで禁煙パイポを吹かしていた。悪かったな〜あの頃の葉井は。葉井が与那国島から択捉に越してきたのは小学校2年の時で自己紹介のとき「日本縦断してきました葉井です、ちょっちねえよろしくどうぞ。」て瞳を輝かして言った時は一生友達なんかになるかと思っていた。しかし日本は狭いなと改めて思う。葉井と近所の公園で出会った。十年振りだ。見た瞬間葉井だと思った。でこが人より広いからすぐわかった。「おー、葉井じゃねえか、久しぶり。」「ん?うわっ、久しぶりだな〜、まさかこんなとこで会うとは。」一旦別れて仕事が終わったあと飲みに行った。全然面白くない。面白くなかったが彼は別れ際に「また択捉来いよ。」と言った。愛想にしても嬉しい。択捉へ帰ろう。やっぱり故郷が一番だ。択捉からこっちへ出てきて馴染めないままいた心の隙間に択捉の初夏の爽やかな風が吹き込んだ。でも葉井が面白くなかったのがちょっと嫌だった。
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