京都の異空間ロックバンド・ヘルミッショナルズがお送りする劇空間コラム。

<< リメンバー・アムステルダム | main | クエスチョンマークはこう 「?」 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - |
振り向くことなかれ、振り向けば君は
人間の「予想」ほどアテにならないものはない。

予想は推測、類推の域を出ないものであり、その結果を過度に期待してしまうと、重く苦しい落胆という名の暗闇に叩き落とされてしまうのである。
だから決して深入りするものではない、と私は常日頃考えている。

だが、その「博打性」にタダナラヌ魅力を感じてしまうのも、男の性、いやロマンとでも言おうか、仕方のないところでもある。

今日も「誇り高き憂国の志士である硬派な我々が崇高な一夜を共にしてもいいだろうと考える絶世の美女」を探すべく、セガール、ヘルニア、雑穀の三人はホテホテと街を練り歩いていた。
三人が認める"ほぼ架空の"美女の名前一文字を取った「麻垣康三」ならぬ
「餃田友紀」
を探すために。

セ「なかなかいませんねー」
へ「着目点を何に置くかやなあ」
セ「やっぱり後姿でしょう?」
へ「後美人は多いからな。期待せんかったらこの世はハーレムよ。」
セ「あれなんかええんちゃいます?」
へ「あかん、髪型が。女は髪型が命や。」
セ「チチでしょう!絶対!」
へ「百歩譲ってケツやな。まあスタイルは大切やな。でも髪型が・・・」
雑「違う!違うぞ!絶対にこれだ!」
セ「急に口開いた思ったらエライ熱の入りようですね。。。何なんすか?」
雑「『足先が外に開いてない娘』や!おれが人生の全てを捧げて取ってきた統計によると・・・」
へ「エライ大袈裟やな・・・」
雑「大袈裟ではないっ!おれの人生だっ!足先が外を向いている娘は顔は勿論性格もだめだ!だからこれは絶対必要条件なのである!」
セ「・・・」
へ「・・・」
セ「・・・わかりました。じゃあ『スタイルよくて髪形(ヘルニアがGOサインを出すほど)よくて、足先が内向いてる娘』を見つけて、後姿がOKなら、顔を見てみることにしましょう。それで顔がOKなら・・・ムフフです」
へ・雑「顔もいいに違いない!」

という三人内の審査基準を決めて、世の女性を後から「審査」してまわることにした。
それにしても・・・最低なヤツラである。世の女性陣はこのようなヤカラには関わらないことをお奨めする。

三時間は探しただろうか。しかし一向に「餃田友紀」は見つからない。何せ、ヘルニアの「髪型」と雑穀の「足先内向き」が揃わないのである。世の女性は全て我々からすると聖なるものではないのか、と諦めかけたその時、先斗町を凛と歩く後姿を雑穀が見つけたのである。

雑「あれや!」
へ「ほんまや、あれちゃうか!」
セ「そうすね。もうあれでいいんちゃいますか・・・」
雑「あれが『餃田』か・・・」
セ「とにかく基準は満たしてますね。ダイナマイトボディっすね。」
へ「よっしゃ見てみよ!セガール、ちょっと見てきてや」
セ「いやですよ!なんか怖いですやん!」
雑「まあまあ。おれらの『女神』やないか・・・。ここは三人で通り過ぎるフリして一斉に見てみよやないか」
セ・へ「・・・わかりました。隊長!」

三人は小言を言いながら、さりげなく、あくまでさりげなく、女性の脇を通り過ぎ、せーので振り返った。

セ「アッ!?」
へ「ナッ!?」
雑「・・・???」

その「後姿餃田友紀」は
「伊東美咲とゴリラを足して伊東美咲を引いた」
ような顔をしていた。

その三秒後にセガールの木村健悟ばりの稲妻レッグラリアートが飛び出したのはいうまでもない・・・。

人間の「予想」ほどアテにならないものはない。

だがそのアテニナラナイものに心の全てを賭けてしまう男共はなんたるかわいい生き物であることか。

| 2号 | 恋愛 | 03:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | 03:43 | - | - |









http://hellmissional.jugem.jp/trackback/218
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2017 >>