京都の異空間ロックバンド・ヘルミッショナルズがお送りする劇空間コラム。

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舶来品は悪なるもの
煙草はそもそも舶来品で、かように邪悪なものを他国に蔓延させた
外人はなんたら悪辣な存在であろうか?
などと思う。

外国に輸出したもので、おかしなことになると
どんなに過去のことでも責められるにも関わらず
こと、煙草に関してはまったく文句の言えぬこの状態は
一体いかなることであろうか?

それはきっと、私のような愛煙家と、煙草税を当てにしている
連中の存在がイカン訳で、そんな国賊は即刻追放するべき
なのである。

といえども、私は日本語以外の語学がまったくできず
学校で何年もかけて学んだ英語などは、自ら学ぶ意欲のなかった
人間にはまったく身につかぬものなので、何の役にもたたぬし
こうして考えると、追放されると困るなぁー、と思うのである。

しかし、そんなことでは私の正義が許さぬ訳で
自主的に国外に退去しよう、と思い立った訳である。


アメリカに渡り、三年が経った。
私は新しい仕事も軌道にのり、満足していた。
そして、部屋で一人で煙草を吸っていた時である。
「ヘーイ、ボーイ。ナニシテル。イマノガッシュウコクハタバコ、ダメ。
 コクガイツイホウネ。」

と再び国を追われる始末となったのである。

何たる因果であろうか。
私は煙草を他国に持ち込んだ、外人となってしまったのである。
これでは国外追放されてもしょうがない。

そして、私は中国に渡った。
数年で中国語がわかるようになり、落ち着いて来た頃である。
疲れていて、煙草で一服していると
「オマエナニシテルネ。タバコ、ダメ。
 オマエハシケイネ。」

となり、絞首刑となったのである。

などと、考えていると、やっぱり外国に追放されると
困るなぁーなどと思ったので
煙草を持ち込んだ外人を許すことにした。
| 三号 | 人生 | 00:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
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