京都の異空間ロックバンド・ヘルミッショナルズがお送りする劇空間コラム。

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哀しきキコリ
湖の畔で水を飲もうと両手を水面に浸す。
その瞬間に揺れる湖面。その波動は反対まで及び
またもとの湖面へと戻る。

そこに映る顔。
これから始まる未来を生き抜く顔。
少しの乱れも無いか。
一点の曇りも無いか。

帰り道、森でフクロウに逢う。
お前の顔は乱れていないか。
その目の中に光はあるか。

足元には無数の虫たちが這う。
顔は乱れ、未来が曇る。
そこに光は無く、ただ蟲が這う。

木の枝を振り回し、火を使い虫たちを燃やす。

フクロウが問う。その虫たちは悪か。
お前だけの価値観で燃やしてはいないか。

お前は蟲が嫌いだから燃やした。
お前は蟲が気持ち悪いから燃やした。
お前は蟲に心を乱され燃やした。
お前は蟲に心を奪われ燃やした。


街へ戻りノートを買った。
今までの自分を振り返りノートに書いた。
森での出来事、フクロウにあったこと、蟲を燃やしたこと
一心不乱に書くうちに
恋をしたこと、太陽のこと、この世にうまれたことも書いた。

ふと我に返り目の前の鏡に映る顔を見た。
少し乱れていた。
でもオットコマエだった。
| 1号 | よくある話 | 03:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
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